第4回となる東京メカニカルキーボードミートアップが来る5月6日に開催されるそうです。
発表予定者のリストを拝見したところ、Tokyo60の@tokyo_keyboardさんや、Helixの@pluis9さん、Ergo42(4X7の格子状キーボード)の@Biacco42さん、INSS40(独特の親指キーを装備した分離型キーボード)やキーキャッピーを開発されてる@Romlyさんなど、自作キーボーディスト界の勇者のみなさんたちがこぞって参加される模様。
アメリカで行われているメックキー関係のミートアップに比べるとちょっとエンジニア寄りな感じを受けますが(行ったことないのでテキトーな想像です)、もともと半田ごてクラブな自分としてはウェルカムです(いや、ウェルカムするかどうかは主催者さん側の話か)。
Tokyo60:東京生まれのHHKBスタイルキーボード
GMK OLIVIAをご紹介する中で触れていたキーボードです。フルアルミ製、ハイプロファイルスタイルの上質なものに仕上がりそう。すでにGB募集期間は終了し、現在製造中と思われます。ミートアップでは見本品が提示されるのでしょうか? 楽しみです。
Helix:日本から生まれたOLED付分離型キーボード
みなさんご存知、レツプリことLets SplitにOLEDをつけるなどの改良を加えた日本産キーボードです。海外でもGBが始まっており、今後の展開がますます楽しみになりました。
Ergo42:4X7拡張版レツプリ
自分だけのキーボードを創りたいという野望は、自作派を自称する人間であれば誰でも抱くところでしょう。すでに情報としては海外のメックキーコミュニティから様々な形で発信されており、誰でも取り組むことはできるわけですが、とはいっても、基板(もしくは手配線)、ケースを設計し、ファームウェアを整えていく作業をやり通す気力のある人間は世界を見渡してもそうはいません。
ただ、ここ1、2年の間に日本で急速に自作派の方々の活動が目立ってきました。Ergo42を開発したBiacco42さんもそのおひとり。Ergo42の製作を通して得た知見をミートアップでも明かしてくれるんじゃないでしょうか。もしかしたら執筆された自作キーボード本の頒布もあるのでしょうか?
INSS40:3Dプリントによるケースも魅力的な分離型40%キーボード
Romlyさんもまた日本の自作キーボードシーンで面白い活動をされている方です。3Dプリントに積極的に取り組まれ、斜行配列の40%キーボードを分離したというユニークなINSS40を開発されました。斜行配列というのは、いわゆる一般的なキーボード同様に「1」「Q」「A」「Z」の列が斜めに配置されているタイプの配列です。
Romlyさんはキーボードの妖精、その名も「キーチャッピー」という小物も製作されていらっしゃいます。これがかわいいんです!
いよいよ日本のメックキーシーンも活発に?
これまでキーボード自作やキーキャップ遊びは、世界の中で日本だけ取り残されているような状況でした。お隣の韓国ではカスタムキーボードが盛んだし、中国でも盛り上がっていて商売にもなっているというのに、日本だけなぜ?という気がしてましたが、まあ、そこは英語限定のコミュニティが主戦場の世界なので仕方ないんでしょうけれど、ともかくそういった閉鎖的な状況を打ち破る頼もしいDIYerたちが続々と登場してくださってます。いよいよ日本でも流行の兆しが見えてきました(本当か?)。どこかの町工場から日本発のキーキャップなんていうのも欲しいところですよね。