ALETH42は標準的な40%キーボードのレイアウトを元に、ロータリーエンコーダ（通常キーとの排他）を加えたコンパクトでかわいらしいキーボードです。
40%キーボードってなに？とか、数字キーがないけどどうやって入力するの？といった話は下記をご覧いただければ幸いです。ひどくかいつまんで言えば、ALETH42は真の42キー・キーボードということになります。
ALETH42はα版参加者のみなさまによるフィードバックを反映したβ版を作成、さらに上記ICの結果より多様なケースへの適合を目指して再度修正を加えました。最終的に決定した仕様は以下になります。
・MCUやダイオードなどの電子部品を実装済み
・MX互換スイッチ専用。要ハンダ付け
・42キー（お好みのMX互換スイッチを別途ご用意ください）
・2つのロータリーエンコーダを搭載可能（左上と右上のキースイッチと排他／オプション）
・スプリットスペースもしくは6.25uのスペースバーを選択可能
・Atmega32u4搭載
・USB Type-Cコネクタ搭載
・インスイッチバックライトLED対応可能（砲丸型／オプション）
・QMKファームウェア／VIA対応
・1.2mm白基板（ソルダーマスク）、金フラッシュ仕様
使用できるケースについて
ALETH42は、設計当初からオーソリニアの代表格であるPlacnk用ケースへの搭載を目指した「ヤドカリ仕様」となっています（後述する3Dプリントケースを利用するという別の手もあります）。
言わずもがな、キーボード製作において金属ケースはコスト面の多くを占めるパーツです。すでにPlanckを持っている場合、これを流用することが出来れば手軽に違うキーボードを手に入れることが出来ます。つまり、入れ替えて遊べるわけです。
現状で確認が取れているケースはPlanckの生みの親であるOLKBの純正アルミケースです。純正ケースには複数の種類があります（写真を掲載したいずれのタイプも対応）。
Planck Lo-Pro Botton Case
最近でもときどき販売されている下の一般的なアルマイト加工のバージョンとは異なる
スイッチの足が見えるロープロファイルケースです。以前の主力商品だったものですが、いまでもDropやOLKBで不定期に販売されています。ケースを覆う形でプレートが乗ります。
Planck Mid-Pro Bottom Case
スイッチのハウジングを覗くことができるロープロファイルケースですが、OLKBではミッドプロファイルケースとして販売されています。上のLo-Proとは違ってプレートがケースの枠内に収まっています（写真のプレートはアルマイト加工していない試作品）。
Planck Hi-Pro Bottom Case
スイッチのハウジングが見えない高さのハイプロファイルケースです。
このほかPlanckにはサードパーティ製ケースも複数ありますが、あいにく手元にないため、ALETH42との互換性は現在確認できていません。たいていの場合はフィットするのではないかという希望的観測を持っています（保証は出来ません）。
一方、ALETH42用に3Dプリントケースも設計しました。ALETH42のGB参加者にはデータを無償で配布いたしますので、3Dプリンタをお持ちの方はご自身でプリントすることが出来ます。サイズは長辺が237㎜となっており、Prusa i3 MK3などであれば出力可能です。
なお、このケースは、プレートマウントとPCBマウントのどちらの支持形態にも対応する構造になっています。
これらのケースを前提として、ALETH42は基本的にケースレスの販売となります。具体的には、PCBとプレート、そしてケース組み込みに必要なスペーサーやネジ類のセットになります。
GB募集期間は1週間
ALETH42は、お使いになるケースによって次の2つのタイプがあります。
オールドロープロタイプ 価格6,930円（税込）
OLKB Planck Lo-Pro Bottom Case対応。ケースの5本の柱にプレートをねじ止めする構造です。
・PCB
・アルミプレート（シルバーアルマイト）
・ねじ
ニュータイプ 価格7,590円（税込）
OLKB Planck Mid-Pro Bottom Case、Planck Hi-Pro Bottom Caseおよび当方設計の3Dプリントケース対応。スペーサーを介してPCBをねじ止めする構造です。
・PCB
・アルミプレート（シルバーアルマイト、ブラックアルマイト）
・スペーサー
・ねじ類
エクストラPCB 価格4,400円 （税込）
GB募集期間は10月1日から10月7日まで
なお、都合によりオールドロープロタイプは一定数で打ち切る予定ですので、希望される方はお早めにどうぞ。
※ALETH42はOLKBとは無関係な作者による「ヤドカリ」的商品です。ALETH42のケースへのフィッティングなどに関してOLKBに問い合わせることはおやめください。ご質問は当方が承ります
※本キットはPlanckケースへの組み込みが可能となることを目指して設計されていますが、基板外形、コネクタ位置、取り付け穴等に関して完全に同一というわけではありません
※オールドロープロタイプとニュータイプではアルミプレートの形状が異なります。違うタイプをお買い求めいただいてもケースに適合しませんのでご注意ください
※プレートはレーザーカットにより製作されており、その製造過程で縁に微細な段差が生じることがあります
※組み立てには、このキットのほかにMX互換スイッチ、キーキャップ、スタビライザーが別途必要です
※スイッチの実装にははんだ付けが必須です。はんだごてやはんだ、プラスドライバーなどに加え、テスターやピンセットの用意も望ましいです
※別途送料200円（税込）がかかります（日本国内）
