みなさん、どのようなGWをお過ごしですか?
全国的に陽気に恵まれているようで、海へ山へとお出かけになっていらっしゃるかもしれません。
しかーし、キーボードマニアたるもの、遊びになんて行かず、いつも酷使しているキーボードに礼を尽くさねばなりません。
つまり掃除です。
マニアならずともキーボードの1つや2つはお持ちでしょう。そして、長いこと放置されたキーボードほどとんでもないことになっているはずです。
わたくしめも、こまめにキーボードを取っ替え引っ替えしている近年こそ、それほど汚さずにいますが、以前は1つの決まったキーボードをデスクに出しっぱなしにしていたため、気がつくとキーの間にホコリが入り込んでとんでもない汚キーボードになっていました。いまではその手のキーボード(非メカニカル)は机下の見えにくい場所に追いやられ、活躍の場も与えられていません。が、改めて見てみると…おぞましいことになっているのです!
せっかくのGWです。ここはひとつ、クリーニングってやつをしてやろうじゃありませんか。
ここから先は汚い写真が登場しますので、ご注意ください。
IBM Space Saver Keybord IIを洗う

バックリングスプリングのスイッチを搭載した初代から、メンブレンへと変更されてしまってます。メカニカルではないので、このサイトにはふさわしくないかもしれませんが、ThinkPadなトラックポイントが埋め込まれた省スペース性は捨てがたいものがあります。打ちやすさもなかなか。
それにしても汚いです。キーキャップに汚れがこびりついて固まってます。
さあ、それでははじめましょう。まずはキーキャップを外して中性洗剤でやさしく洗い、すすぎをかねてお風呂に入ってもらいます。

その間に本体もクリーニング。とくにキャップを外して顕になった下部にゴミが溜まっています。
これは掃除後。

干していたキーキャップが乾いたら元通りはめ戻します。


レジェンドは印刷ですね。アップにすると安っぽさが際立ちます。ただ、メンブレンとしてはそう悪くない出来ですよ。これ1本でマウス要らずなのでサーバ向きです。
さて。これだけじゃ終わりません。せっかくのGWです。もっと大物に手をつけねば。
次が本当に汚いです。弱い方はここでウィンドウを閉じましょう。
WiNDy VANGUARD V101を洗う
その昔、星野金属工業というPCケースメーカーがありまして、同社のWiNDyブランドからキーボードもいくつか販売されていました。これもまたメンブレンです。2001年ごろから10年は使ったでしょうか。何度かクリーニングはしてますが、このところは完全放置プレイを喰らってヤサグレてらっしゃいます。

特に何かをこぼしたわけでもないのに、ゴミがプレートに軽く固着していて、掃除機で吸っても完全には取り除けません。こうなるとプレートとスイッチを分離する必要があります。といってもメカニカルではないので、スイッチに見える部分はキーキャップをはめるためのプラ部分でしかありません。このプラの下に緑のゴムがあって、さらにその下にはマトリクス回路が描かれたシート、その下にも別のシートが2枚、そしてバックシートとなります。各シートがズレると機能しませんので、慎重に扱う必要があります。


ここまでバラせばクリーニングは簡単です。
プレート、ケース上部、ケース下部は水洗いして陰干し。
キーキャップもやはり中性洗剤で洗って干します。このキーボードはフルレイアウトなので、キーを洗うのが結構しんどかったです。

すべて乾燥すればあとは組み直してチェックです。が、ここで問題が。
ケーシングする前にテストしてみるとスクロールロックのLEDが付かないのです。
このキーボードはメンブレンのスイッチと同じく、LED部分もシートに回路が描かれています。なので少しでもズレるとLEDがつかないのです。一度やり直して微妙にシートをズラすと無事に点灯! ちょっと焦りました。

チェックが終わったところでケースに戻して終了。
塗装のハゲやキーのテカリなどありますが、清潔にはなりました。これもレジェンドは印刷なのでいまとなっては際立ったところのない、普通のキーボードではあります。

というわけで2つの汚キーボードが汚名を返上しました。有意義な休日ではありましたが、いやいや結構疲れましたとです。