ようやく重い腰を上げて60cmの水槽を買った。フィルターも新調し、エーハイム フィルター500という同社の廉価ラインの商品にする。本体はもちろん濾材も安くはないが、さすがに濾過槽の体積は水作エイトとは比べものにならないほど大きい。これなら期待できそうだ。
引っ越しの手順はこうだ。
・金魚を飼育水の一部とともにバケツに移す
・水草を避難
・大磯砂利をすくって、水洗い
砂利をすくった後の水槽を見て愕然とした。きったねー。糞が分解したようなものが、砂利の奥底に入り込んでいる。実は、これまで砂利まで洗う大規模な掃除はしてこなかったのだが、これは明らかに間違いだった。とりわけ悪臭を放っていたわけではないからバクテリアによってある程度の分解はされていただろうが、さすがにこれは…。
・新しい水槽の水洗い
・砂利を敷く
・水草を植える
・新水を入れる(カルキ抜き済み)
・古い水槽に残っていた飼育水を入れる
・金魚の入ったバケツの飼育水を入れる
・金魚を入れる
ちなみにこれまで使っていた水作も、バクテリアの引き継ぎのために入れてある。
水量はざっと3倍だ。新居に放り込まれた金魚たちは、落ち着かない様子で水槽の奥の方で、左右に行ったり来たりを続けている。居場所がない、とでも言いたげな顔だ。
それでも食欲はあるようで、いつもと同じ方向から近づくと餌クレダンスを踊り出した。
写真は2日目に沈下性の餌を投入したときのもの。訳あって、水槽の下半分のみ。
興奮を抑えきれない様子であわただしく砂利をひっくり返して餌を探す姿はいつ見ても楽しい。