「餌くれ〜、餌くれ〜!」とアピールする新旧4尾。それだけしか頭にないのね。
以前に書いたとおり、当家における餌クレダンスは北側に向かって行われることになっているらしい。
で、新参者2尾もそのしきたりに従い、人の顔を見るやいなや先住民2尾とともに餌クレダンスを披露するのである。
餌クレダンスを見て、金魚はなつく、と人はいうけれど、本当にそうなのだろうか。少なくとも、和金連中はなついてはないように思う。というのも、気長に手渡しの餌付けによって馴れたように思われた次郎とメリーの2尾だが、その実、いまだに気を許していない模様で、水面に浮かべる形の給餌方法だと、あたかも恐ろしいものが逃げるようにして餌をくわえ込んだ瞬間に深く潜ってしまうのである。つまり、「人」に馴れたのではなくて餌をくれる「指」を見慣れただけだったのではないだろうか。あの指が来ればメシになる、と。別に心を許しているわけではないのだ。
ちなみに、新入りのチビたちはショップでの待遇がよほど良かったということなのか、やけに人に馴れていて、怖がるそぶりはあまり見せない。警戒心も弱く、餌への反応はめちゃくちゃよい。そんなわけで、わが家にやってきて二週間でかなり成長したような気がする。和金どもにちょっかい出されないように早く大きくなって欲しいという願い通りである。