人気キーキャップデザイナーのZambumonが新たに手がけたのがSerikaです。セリカという名前を見て思い浮かんだのはもちろんトヨタ車ですが、インスパイア源となっているのは宇宙兄弟の伊東せりかの方だそうです。
日本の漫画へのオマージュということで、アルファベットキーのレジェンドにはひらがなが併記されています。とはいっても、全角/半角キーもなければ、カナキーもない、つまりJISキーボード用のキャップが揃っているわけでもありません。ただ、日本語がクールだからデザイン的にフィーチャーしましたというエキゾティシズムの産物です。
このあたりは日本人と欧米人の感覚的な違いを痛感させられるところですね。日本贔屓なのはありがたいんですけれど。
カラーウェイとしてはベージュと黄色のモディファイによるちょっとレトロな感覚もある組み合わせで、レンダーを見る限り、シックでありつつインパクトもあってなかなか良さそうです。
かな入力を行っている人ならば、カナキーをどこかのキーもしくはFn+なにかのキーなどに割り振ることで、このキーキャップを活かすことができるでしょう。けれども、日本人の中でかな入力を選択している人は少数派なわけで、90%とも言われる大半のローマ字入力派にとって、ひらがなはただの飾りなんですよね。
いっそのこと、JIS配列を完全に網羅するキーキャップなら日本でも需要があると思うんですが、そうなると欧米人には使い辛いってわけで、難しいところです。
製造はGMK。品質は折り紙付きです。