
ZincのBMP(BLE Micro Pro)対応記事を先に上げていましたが、ATTACK25用を先に出すことにしました。twitterではすでに予告していた通り、天キー2の会場で販売したATTACK25赤黒版からBMPに対応しています。
対応というのは、実はそれほど特別なことではないです。BMPはハード的にはProMicroと置き換えを前提に開発されているため、回路的には何ら変更はありません。
では以前と何が変わったかというと、それはアクリルのカットなんです。
ATTACK25はボトムのプレートがProMicroを保護する形で 一部2重のアクリルになっていました。3mmのアクリルを使用しているので、この部分をうまく使えば出っ張らせることなくコイン電池と周辺回路を現在のケース内に格納できるわけです。図面を書いていろいろ試したところ、ネジ位置の関係から現在のカットにたどり着きました。
電池キットの組み立て

部品はすべて表面実装です。コイン電池ホルダーも表面実装なので、慎重にはんだ付けを行ってください。ズレるとアクリルと干渉する恐れがあります。

- チップダイオードの実装
- ダイオードには極性があります。D1、D2ともに基板外側がアノード(+)、中央側がカソード(-)になるように実装します
- チップコンデンサの実装
- 極性はありません
- スライドスイッチの実装
- コイン電池ホルダーの実装
- 各コイン電池ホルダーは両端の耳のような部分にはんだ付けします。位置決めのため、シルクとパッドを参考にできるだけはみ出さないように実装してください
- 配線の引き出し
- VCCとGNDのパッドから配線を引き出します。配線材はキットには含まれません。適当なものをお使いください。流れる電流は非常に小さいですので細めの被覆線で構いません
- BMPへの配線
- BMPのVCCとGNDに配線材をはんだ付けします
スライドスイッチは基板中央寄りにスイッチを寄せたときに電源がオンになります。
なお、現在ATTACK25のファームウェアは当方のリポジトリでのみ公開しています。
https://github.com/monksoffunk/qmk_firmware/tree/nrf52_monksoffunk/keyboards/attack25_ble