Zincの基板をみたことがある方ならばご存知かと思いますが、実はZincはMXだけではなくKailh ChocやALPSにも対応しています。ただし対応しているのは基板のみで、プレートはMX用のものしか用意してきませんでした。
そんなわけですから、スイッチプレートのみを作ればChoc対応はできます。けれども、通常のZincの基板だとひとつ問題があったのです。
というのも、ZincはCherryの正位置となるsouth facing LEDで設計しましたが、Kailhの正位置は反対のnorth facing LED。Kailh純正の文字透過キーキャップは北側にLEDを持ってこないと充分に文字が光らず魅力が半減してしまいます(ちなみにキーピッチは19.05mmですのでRSXキーキャップを装着することも可能)。
そんなわけで、どうせChocに対応するのならばとnorth facing LEDに対応した基板を設計。Choc用にPCBプレートとした専用キットを製作いたしました。
ProMicroを底面にぶら下げる構造のために薄く仕上げるのは難しいのですが、ボトムプレートの裏蓋を1mm PCBとすることで極力厚みを出さないようにしています。MX版と比べればその薄さを実感してもらえると思います。
結果、持ち運びに最適なZincが誕生しました。
ビルドガイドは特に用意しませんので、通常版のビルドガイドを参考にしてください。通常版との違いは、プレートがアクリルではなくPCBであることと、PCBは外れにくいのでメイン基板とプレート間の樹脂スペーサーが不要なことと、ボトムプレートがPCB1種類のみであることの3点です。
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