VIA Configuratorというアプリが開発されていることは知っていましたが、いままで調べるのが面倒で放置してました。
つい最近、ALETH42のα版に参加されたfoostanさんから手ほどきを受けて使ってみたら思いの外便利だったので、Attack25も対応することにしました。
VIAはPC用のアプリによってキーボードのレイアウトをオンザフライで書き換えできます。つまり、ちょっとした変更のたびに面倒だったビルドが不要です。
ただ、VIAを使うためにはあらかじめ対象となるキーボードにVIA用のファームを焼いておく必要があります。また、VIAにそのキーボードに対応した設定項目を実装しなくてはなりません。
本来ならVIAにPRを出してマージしてもらう必要がありますが、VIAには外部ファイルを読み込ませる機能がありますので、これを使って非公式に対応することにしました。
【2021年2月17日追加】
新たにVIA対応キーボードを、Chromeなどから設定できるRemapが登場しました。アプリのインストールが不要な上、すでにAttack25は登録済みですので下記jsonファイルなしにキーマップの変更が可能です。また、LTやMTなど、VIAでは設定がやや面倒だった複雑なコードもリスト選択式のUIでとても人にやさしいです。単刀直入に言っておすすめします。
対応ファームウェア
VIAに対応したAttack25のファームウェア(Hexファイル) → 25keys_attack25_rev1_via_31July
以下はソースです。
Attack25 rev1およびrev3の最新版
https://github.com/monksoffunk/qmk_firmware/tree/feature/attack25_rev3_add
NumAttack16はこちら
https://github.com/monksoffunk/qmk_firmware/tree/feature/attack25_2020JUN/keyboards/attack25
ビルドの コマンドは以下になります。リビジョンのところはお使いのPCBに合わせてrev1、rev3、rev32のいずれかを入力します。
make 25keys/attack25/リビジョン:via:flash
・VIAキーマップに限りデフォでRGB LED点灯します。
・上記のコマンドはNumLock機能のないMacなどのOSでも使えるモード優先です(キー操作でWinモードに切り替え可能)・Win機をメインに使っていてNumLock情報をPCサイドで受け取る動作をデフォとしたい場合は、以下のようにオプションつけてビルドします。→EEPROMに設定を保存する方式に変更し、MAC/WIN共用としました。
・ファーム上はTrue25配列になっていますが、Universal版の場合、VIA上の後述のレイアウトオプションで設定することで設定可能です。
VIA Configurator
まず、お使いのOS用VIAアプリをダウンロードします。下記サイトのDownloadにあります。
次に、下記のAttack25用設定ファイルをダウンロードします。zipファイルを解凍するとattack25.jasonというファイルを得ることが出来ます。
attack25_layouts_rev012_newPID (最新ファーム用 “name”: “attack25″,”vendorId”: “0x04D8″,”productId”: “0xEACB”)
attack25_via_jason (旧ファーム用 “name”: “attack25″,”vendorId”: “0xfeed”,”productId”: “0xa109″)
VIAのアプリを起動して、File>Import Keymapからさきほどのattack25.jsonを指定して読み込みます。
VIAファームウェアが焼き込まれたAttack25をすでにPCに接続していれば、下記のようにアプリから認識されます。
あとはUIを頼りに感覚的に操作できると思いますので、簡単に説明しておきます。
追記:レイアウトオプションが追加されました。True25だけでなく、Universal版の場合に選択可能なすべてのレイアウトに対応しています。
レイアウトを選択すためには、まず、VIA画面左上のリストからLAUOUTSを選びます(クリック)。次に、たとえば、左下の2uサイズの0を使う場合は、Col1-2 2uというオプションスイッチをオンにします。
設定したいATTACK25と同じ図が出来たら、いよいよキーのレイアウトを設定します。キーのレイアウトを変更する手順は以下のようになります。
・VIA画面左上のリストからKEYMAPをクリック
・画面上側に表示されているAttack25のさらに上にあるLAYERから対象となるものをクリックして選択
・キーの中から対象となるキーをクリック
・画面下側左に表示されているBASIC、MEDIAなどキーコードのグループのリストから希望のものをクリックし、その右側に表示される個別のキーを選んでクリックします
これだけで変更が即座に反映されます!
とても便利ですね。
※MTなど複雑な設定をする際はAnyキーを押すとポップアップするダイアログにMT(MOD_LCTRL, KC_TAB)などを直接入力するのですが、VIAのSettingでAllow remapping via keyboardをオンにしていると、Anyキーのダイアログがうまく機能しません。頻出はまりポイントです
MACROの設定やLIGHTINGの設定も可能です。これまたすぐに反映されるのでLED色の指定などが便利になります。ただ、VIAの現バージョンでは最新のRGBアニメーションがリストに出てこないため選択できません。これに関してはAttack25本体で操作すれば出てきますのでぜひお試しを。
「Attack25 VIA対応ファーム」に3件のコメントがあります
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(2020-06-06 - 1:14 PM)[…] Attack25 VIA対応ファーム […]
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